「俺のために、頑張ってくれるんだよな? 早くしないと、俺、また嫉妬しちゃうよ」 「5・4・3」と、 勝手にカウントダウンが始まって。 私は綺月君への膨れ上がった想いを、 全部伝えようと、声を紡いだのに。 「綺月君……大す……」 綺月君はすっごくイジワル。 最後まで、言わせてくれない。 言葉を遮るように。 『チュッ』 不意打ちで。 綺月君が私の唇に、 触れるだけのキスをした。