早く綺月君の前から、いなくならなくちゃ! 私の頭に乗っている大好きな手のひらを、 ゆっくりと布団に下ろし。 私服に着替えて。 お財布入りのポーチを、肩に下げた。 玄関を出る前 もう一度だけ、寝ている綺月君のところに。 いつも堂々としていて、 俺様やんちゃ系の綺月君。 寝ている姿は、 子供みたいにあどけなくて。 可愛くて。 見れば見るほど 『離れたくないな』と思ってしまう。