震えが止まらなくて。 どうしていいかもわからなくて。 「ごめんなさい……ごめんなさい……」と 涙声で連呼。 足が固まって。 涙でぐちゃぐちゃな顔を、 手で覆うことしかできなくて。 180度から突き刺さる 私への嫌みの矢に耐えていた時。 「僕の幼なじみ、いじめないでくれる?」 私の肩に手を置いたのは、 天使スマイルを浮かべた、天音君だった。