(……そんな君も可愛らしいと思うのは、惚れた弱みというやつなんだろうな)
いつもの慎ましやかな笑みも好きだが、エステリーゼが屈託なく笑う姿はなんとまぶしいことか。燦々と輝く夏空でひときわ目立つ向日葵のようだ。
あれほど警戒心の強かった彼女が、こうして素顔をさらしている。きっと身内にしか見せない姿だろう。言い換えれば、それだけ心を許してくれているということだ。
その事実に胸が高鳴る。喜びが胸を満たしていく。
(ありのままの君は、こんなにも明るいのだな。結婚してからも、この笑顔をずっと守らなければ……)
だが、その感動を台無しにする笑い声はまだ続いていた。
俺はむっと唇を尖らせた。
「そ、そんなに笑うことないだろう!」
「……ひぃー……、おっかしい。あなたってば、なんて夢を見ているのよ。ああもうだめ、想像したらお腹が痛くなっちゃう。これ以上、笑わせないでよ」
エステリーゼは小さく身を震わせながら悶えていた。
好きな子に笑われて嬉しい男などいない。自分でもなんであんな夢を見たのか、理解できないというのに。
そろそろ恥ずかしさに耐えるのも限界だ。
いつもの慎ましやかな笑みも好きだが、エステリーゼが屈託なく笑う姿はなんとまぶしいことか。燦々と輝く夏空でひときわ目立つ向日葵のようだ。
あれほど警戒心の強かった彼女が、こうして素顔をさらしている。きっと身内にしか見せない姿だろう。言い換えれば、それだけ心を許してくれているということだ。
その事実に胸が高鳴る。喜びが胸を満たしていく。
(ありのままの君は、こんなにも明るいのだな。結婚してからも、この笑顔をずっと守らなければ……)
だが、その感動を台無しにする笑い声はまだ続いていた。
俺はむっと唇を尖らせた。
「そ、そんなに笑うことないだろう!」
「……ひぃー……、おっかしい。あなたってば、なんて夢を見ているのよ。ああもうだめ、想像したらお腹が痛くなっちゃう。これ以上、笑わせないでよ」
エステリーゼは小さく身を震わせながら悶えていた。
好きな子に笑われて嬉しい男などいない。自分でもなんであんな夢を見たのか、理解できないというのに。
そろそろ恥ずかしさに耐えるのも限界だ。



