エステリーゼの花嫁姿は当日までお預けだが、ドレスの進捗状況は逐一聞いている。きっと惚れ直すに違いないという予感がある。
そんな愛しい彼女を悲しませてしまった。俺の器が小さいばかりに。
なんて悪行だろうか。
「え、エステル……! 違うんだ、君を信じていないとか頼りにならないとか、そんなことは一切思っていない。ただ、俺のプライドの問題で……!」
必死に言い募ると、エステリーゼは檸檬色の瞳を瞬いた。
二人の間に沈黙が落ちる。
彼女は紅茶で喉を潤したあと、艶やかな笑みを浮かべた。途端に俺の心が跳ねる。
「ねぇ、ジュード。結婚式を挙げたら、わたくしたちは夫婦になるのよね?」
「? 当然だろう」
「まさかとは思うけど、ギスギスした冷めた夫婦をお望みじゃないわよね」
「は、はあ!? なっ、なななな、何を言っているんだ! 俺たちはうわべだけじゃない。愛し愛される、まっとうな夫婦になるわけで……」
「それを聞けて安心したわ。じゃあ、これは未来の妻からの忠告なんだけど」
エステリーゼはそこで言葉を一旦区切り、にこりと微笑んだ。
そんな愛しい彼女を悲しませてしまった。俺の器が小さいばかりに。
なんて悪行だろうか。
「え、エステル……! 違うんだ、君を信じていないとか頼りにならないとか、そんなことは一切思っていない。ただ、俺のプライドの問題で……!」
必死に言い募ると、エステリーゼは檸檬色の瞳を瞬いた。
二人の間に沈黙が落ちる。
彼女は紅茶で喉を潤したあと、艶やかな笑みを浮かべた。途端に俺の心が跳ねる。
「ねぇ、ジュード。結婚式を挙げたら、わたくしたちは夫婦になるのよね?」
「? 当然だろう」
「まさかとは思うけど、ギスギスした冷めた夫婦をお望みじゃないわよね」
「は、はあ!? なっ、なななな、何を言っているんだ! 俺たちはうわべだけじゃない。愛し愛される、まっとうな夫婦になるわけで……」
「それを聞けて安心したわ。じゃあ、これは未来の妻からの忠告なんだけど」
エステリーゼはそこで言葉を一旦区切り、にこりと微笑んだ。



