俺の愛は重すぎないだろうか。毎回少し照れてしまう夫に呆れていないだろうか。もう聞き飽きたのではないだろうか。多少の不安はよぎるが、彼女の心を繋ぎ止めることができるならば、俺は何だってしよう。
精一杯の愛の言葉を君に。ひとつひとつ、想いを込めて。
「──エステル、君を心から愛している。どうかこれからも、ずっとそばにいてくれ」
最後まで視線を逸らさず、静かに見つめる。
しばらくして、花がほころぶように、ふわりとエステリーゼが笑った。
「ふふ、よくできました。わたくしも──」
彼女の声がふっと遠くなる。まるで引いていくさざ波のように。
続きが聞きたいのに、視界がすべて暗闇に飲み込まれる。
闇に閉ざされた世界で、必死に腕を伸ばす。だが何もつかめない。初めから、そこには何もなかったかのように。
(どこだ、エステリーゼ……ッ!!)
力一杯叫んだ瞬間、俺は目が覚めた。
◆◇◆
朝日がまぶしかった。
ちらりと横を見やる。当然ながら、そこには誰もいない。
俺は無言のまま布団を頭から被った。とにかく光が届かない場所に逃げたかった。
精一杯の愛の言葉を君に。ひとつひとつ、想いを込めて。
「──エステル、君を心から愛している。どうかこれからも、ずっとそばにいてくれ」
最後まで視線を逸らさず、静かに見つめる。
しばらくして、花がほころぶように、ふわりとエステリーゼが笑った。
「ふふ、よくできました。わたくしも──」
彼女の声がふっと遠くなる。まるで引いていくさざ波のように。
続きが聞きたいのに、視界がすべて暗闇に飲み込まれる。
闇に閉ざされた世界で、必死に腕を伸ばす。だが何もつかめない。初めから、そこには何もなかったかのように。
(どこだ、エステリーゼ……ッ!!)
力一杯叫んだ瞬間、俺は目が覚めた。
◆◇◆
朝日がまぶしかった。
ちらりと横を見やる。当然ながら、そこには誰もいない。
俺は無言のまま布団を頭から被った。とにかく光が届かない場所に逃げたかった。



