「つらいときこそ、笑顔を忘れたらだめよ。あなたにはわたくしがいるわ。どんなときだって、ジュードを見捨てたりなんてしないから。ね?」
どっぷり絶望の影に沈んだ心に、一筋の光が差し込む。
励ますように伸ばされた彼女の手が、俺の両腕を優しく包んだ。おそらく手をつかむつもりが、小さすぎて腕ごとつかむ形になったのだろう。
けれど、彼女の優しさに心がぽかぽかと温かくなる。
「それにしても、どうして体が縮んじゃったのかしら。何か心当たりはないの?」
「……心当たりなんて……。いや、まさか……」
俺が口ごもると、エステリーゼが目で続きを促した。
「確信はないが……。昨日は午後、書斎にこもっていた。それで、懐かしい絵本を見つけたから読んでいた」
「絵本? どんな話なの?」
「ある日、呪いで小人になった王子の話だ。考えてみれば、起きたら体が縮んでいた流れも絵本と同じだ」
「……なるほどね。それなら今から行ってみましょう」
エステリーゼは羽織るものを持ってくると、ベッドの上で呆気にとられていた俺を両手ですくい上げた。
「うわぁぁぁ! ちょっと待て、俺はぬいぐるみじゃないぞ!」
どっぷり絶望の影に沈んだ心に、一筋の光が差し込む。
励ますように伸ばされた彼女の手が、俺の両腕を優しく包んだ。おそらく手をつかむつもりが、小さすぎて腕ごとつかむ形になったのだろう。
けれど、彼女の優しさに心がぽかぽかと温かくなる。
「それにしても、どうして体が縮んじゃったのかしら。何か心当たりはないの?」
「……心当たりなんて……。いや、まさか……」
俺が口ごもると、エステリーゼが目で続きを促した。
「確信はないが……。昨日は午後、書斎にこもっていた。それで、懐かしい絵本を見つけたから読んでいた」
「絵本? どんな話なの?」
「ある日、呪いで小人になった王子の話だ。考えてみれば、起きたら体が縮んでいた流れも絵本と同じだ」
「……なるほどね。それなら今から行ってみましょう」
エステリーゼは羽織るものを持ってくると、ベッドの上で呆気にとられていた俺を両手ですくい上げた。
「うわぁぁぁ! ちょっと待て、俺はぬいぐるみじゃないぞ!」



