オマエが堪らなく愛しいよ。

明日はウランちゃん来るかなあ。



授業も、内容はちんぷんかんぷんで、ノートに書いてついていくのが必死だった。





狼は頭がいいらしい。


寝てばっかりなのに、先生に当てられたらなんでも答えてた。


先生には、かわいげないって言われてた。



羨ましいけど…。





「てんちょは、頭よかった?」


「なぜ過去形なのかね、少女」


「よくは見えないから」



「たまに毒舌だよな、オマエ。つーか、勉強なんてもんはしなくても生きていけんの」



「大人になるために、必要なものだってお兄ちゃん言ってたよ。学校行ったら、勉強だけ頑張りなさいって」



「学校行って頑張ることは勉強だけじゃねぇぞ〜」


「そうなの?」



「青春も頑張ることの一つだ」




セイシュン。