オマエが堪らなく愛しいよ。



つか、クッソ暴れんじゃねーか!



湿気でタバコの火消えるしうぜぇ…。


威嚇すんな!!



「てんちょが、怒ってる…」



「ずぶ濡れになって、怒んねぇやつがいるかよ」


「ごめんなさい…」



「オマエも制服脱いでからしろよな。新品がびちゃびちゃじゃねぇか」


「うん、乾かす。大丈夫」



「もうコイツ、風呂入れねぇ」



なんとか豆太を泡まみれにして洗い流した。




ビフォーアフターは凄かった。


毛色は真っ白で、薄汚れたさっきまでの豆太とは大違い。




ミルクを準備したら、ペロペロと飲み出した。




「かわいい、お豆」


「んじゃ、ちゃんと世話しとけよ」


「うん」