オマエが堪らなく愛しいよ。

動物は苦手なんだよ。



ネコなんか特に気まぐれじゃねぇか。



扱いずれぇし、手かかる。




「お豆、てんちょと寝たい?」



「オマエ、洗脳すんなよ」


「じゃあ、私とお豆とてんちょで寝る?」



「なんでそーなんの?オマエの発想力わかんねぇ」



「川の字で寝るの、憧れ」



「変な憧れだな…」



やっぱまだ、コイツのこと掴めねぇ…。







店に戻ったら、ソッコーで豆太郎を風呂場に入れた。


ネコは水が苦手らしいが、そこんとこはアイツに丸投げして、俺は店を開けた。



しばらくして、リンと雨蘭が学校終わって来た。