オマエが堪らなく愛しいよ。

それなら俺がコイツらを引き裂くなんてことをしていいわけねぇ。


しゃあねぇな。





「コイツ抱えてやれ」


「え?」



「一緒に帰るんだろ。俺も早く一服してぇし」



「てんちょ」


「んだよ。早くしろよ」



「ありがとう」


「ん」




コイツのありがとうは、少しむず痒くなるんだよな…。


俺のしょうに合わねぇっつーか。







照れくせぇ。


って、思春期の高校生でもあるまいし、気持ちわりぃな俺…。