オマエが堪らなく愛しいよ。

そういえば、久しぶりに声を聞いた気がする。



お兄ちゃんこそ、元気?




「御門、今日も帰るの遅いんだろ?どーせ」


「どうせって…」



「学校、行かせてもらえてないんだろ?」


「お留守番、任されてる、から」



「律儀だな〜。おっと、着いちまった」


「どこに?」


「ここに〜」




その言葉と同時に、ブーッと聞こえるクラクションの音。


窓の外を見ると、赤い車にもたれてこちらに手を振るお兄ちゃんがいた。



ブンブン振っている。


そんなに大きな声で、小兎小兎叫ばないでよ。