フーっと煙を吐き、ヨイショと立ち上がる。



いったん店は閉めるとして、正直めんどくせぇけど…。



「1人にさせてんのは、ちょっと気がかりってもんだな」



後ろ頭をかいて、店の扉にCLOSEをかけた。





とりあえず、学校までのルート辿ってみっか。


割と直線的なのに、どこで迷うかね。



つーか土地感なさすぎなんだよ。



あの歳で、自分の生まれ育った町知らねぇとか、今までどうやって暮らしてきた?



学校行かしてもらえなかったってくらいだし、相当やべぇ彼氏と付き合ってたってこと…。


いやぁ、束縛こえーわ。





俺は逆に興味なさすぎて、女に捨てられんだけど。



自分じゃそんなつもりねぇって思ってても、相手には興味ないって思わせてるんだもんなー。