オマエが堪らなく愛しいよ。

バイトの2人は帰ってしまい、夜、私とてんちょだけになった。



今日はよく疲れたらしいてんちょは、もうお風呂に入って寝るんだって。




「ご飯…」


「悪ぃ、今日はパスだ。オマエ、適当に食え」



「てんちょと一緒に食べる…」



「てんちょ風呂入りてぇ」



「上がったらご飯」


「いらねぇ。すぐ寝る。秒で寝る。あー!!寝みぃ…」



1人で夜ご飯を食べなくちゃいけないらしい。


寂しい…。




言葉通り、てんちょはお風呂場へ直行し、しばらく出てこなくて沈んだか心配になったけど、「あがった。寝る。おやすみ」ってちゃんと声をかけに来てくれた。



私はできあがった卵かけご飯を平らげた。



1人で食べるご飯に、時間と手間をかけようと思わない。



私ももうお風呂に入って寝よう。