オマエが堪らなく愛しいよ。

しばらくして客足も引き、お店も閉店時間となった。



みんな、グッタリしてるから、なにか出来ないかなって、ミルクココアを作ってみた。


疲れた体には糖分。



「コトリン女神〜。ほら、店長もタバコばっか吸ってないでよ。リーブルがくさくなる」


「誰かさんがすぐに消臭スプレー振り撒くおかげで、匂いすら残んねぇよ」



「基本的にタバコの匂い好きな人っていないと思いますけどね」


「無理やり敬語使う必要ねぇよ。トリハダ。ウッエー」



「今後一切、悠人さんには敬語使ってやらない」


「生意気な口たたいてないで、はよそれ飲んでやれ」




私の作ったミルクココアは、そんなに怪しいものに見えるのだろうか。


なかなか手を出してくれない…。



小兎がここにいると、あの人の気分悪くなるのかな…。


それだったらなんか嫌だから。



あの時のお礼だけ伝えて、もう倉庫に戻ろうと思った。