オマエが堪らなく愛しいよ。

この人、ヤダ。


一方的に怒ってばっかり。



てんちょも、小兎ができること任せてよ!



なんか、鼻の頭痛い。


ガミガミもう言わないで。






「おい、リン。そこまでにしとけ。言い過ぎだ」



「脳内お花畑ヤロウには、これくらい言わねぇとわかんねぇんだよ!っつーか、悠人さんももうちょいマシな人材雇えなかったのかよ!」



「オマエはいつになったら、敬語を覚えるんだ。ガキが」


「ってぇな!!悪ぃの俺かよ!?コイツも敬語使えねぇじゃん!」



「この子はちょっと違ぇんだよ。ほら、これ持ってけ」


「んだよ。コイツの肩なんか持った悠人さんなんかクタバレ!!」




トレイにできあがったてんちょの料理を乗せ、フンっと悪態をついて接客へ戻っていったバイトくん。



怒ることしかできないのかな。



性格悪い…。


もう近寄りたくない…。