「オマエ、ちょっと店手伝え」


「えっ。前にてんちょ、小兎雇わないって言ってた」



「主のピンチじゃん?手伝え」



「なんでタバコに手出してるの?」


「小姑かよオマエ。はいはい、働きますよ。けど手伝ってほしいのはホント。ちょっと客増えてきた」



「うん。何したらいい?」


「すみませ〜んって呼んでるお客のとこ言って、注文とってこい」



「小兎にできる?」


「アリンコでもできんよ〜」



アリは虫だからできないよ。


アホなてんちょ。



任せたぞ〜ってキッチンに入っていってしまったてんちょの代打、務めます。



料理の名前言われたら、このメモに書くように言われた。


ドリンクもあるって。







「すみません〜」