勉強会が終わったその夜も何事もなくて。 私はちょっとイジワルでもしてやろうと、てんちょのベッドに潜りにいくことにした。 てんちょが一服して帰ってきたところ、潜入準備。 寝室の扉前に待機をして、電気が消えたのを確認しゆっくりと入っていった。 そしてモゾモゾ布団の中へ。 てんちょの胸に飛び込めば、てんちょに染み付いたタバコの匂いが鼻をかすめた。 「…何。夜這い?」 「うんっ」 「ははっ。なんでそんな嬉しそうなんだよ」 「んー。なんとなく」