オマエが堪らなく愛しいよ。

「あ、何?小兎は耳が弱いのか〜」


「驚かせないでっ」



「俺だけ除け者計画を立ててる彼女にムカついちゃって〜」


「そういうわけじゃないもん…」



「もうオマエだけ先にテスト受けてくればいいじゃん。そしたら宝井クンとももう接点ねぇじゃん?」



「狼とは同じクラスだし、これからも会うよ」


「は?なに?聞こえねぇー」



聞こえてるくせに。





てんちょのヤキモチを煽ったら最後。


キスの嵐が降ってくる。



すぐそこに、ウランちゃんと狼がいるのに…。



てんちょの、タバコとブラックコーヒーの香りに酔わされる。


ズルい、オトナ。