オマエが堪らなく愛しいよ。

てんちょのことだし、さぞモテモテだっただろうし。



そんな過去に、すごく嫉妬してるだけ。


言わない、ケド。





それからてんちょには、急に抱っこされてベッドに座り、話の続きが始まった。




「前の嫁とは、まぁ円満離婚なんだけど、俺の自由奔放さに嫌気がさしてたんだと」


「そうなんだ」



「あっちはもう再婚もしてる。子どもの親権は、問答無用あっちのものだしな。話は聞かねぇけど、幸せなんじゃねぇの?俺も1人になってしばらくラクだったし」



「小兎は…てんちょのその自由なところが好き」


「ははっ。変わったヤツだよ、オマエは」



「縛りがなくて、小兎に自由な未来を見せてくれるてんちょが、好き」


「…ん。あーもう、見上げんな。照れてんの」




とっさに目元を大きな手で多い隠された…。