オマエが堪らなく愛しいよ。

「誰かいんの?」





ドキッ、とした。




多分、あの人が私に向かって放った言葉。



物音、立てたつもりなかったのに。


気づかれたら出るしかないと、その人に近づいた。






目にかかる前髪、耳に光るシルバー、指にはリングとタバコ。



ヤンキーにしては年がいっているようにも見えて。




少しだけ、怖いと思った。





「お、ジェイケーじゃん」


「じぇい、けー…?」



「JKじゃねぇの?アンタ」


「私は、小兎」



「コト?アンタ、見ず知らずのオッサンに、簡単に名前名乗んねー方がいいよ」


「おじさんは?」


「おじさんつっても26なんだけど…」




凹んでしまった。



私の、せい?