俺もまだよくわかんねぇんだよ。





ただ、守ってやらないとって思う。



俺がアイツの安定剤になってやらねぇと、って。



俺が思ってる以上に、アイツの精神状態はやられてたからな。



最近は、それがだんだんと落ち着いてるみたいで、表情がゆるんだ気がすんだよ。



「はぁ、もういいだろ。この話」


「いーや、一目見とかねぇとな。このまま待たせてもらう」


「いや、営業の邪魔。帰れ」



「代わりに接客手伝うってので、ど?」



「オマエ、なんでも勝手に決めんなよ」


「いいって、いいって。遠慮なく〜」



「遠慮すんのは、オマエなんだよ!」