オマエが堪らなく愛しいよ。

久しぶりに、走った。




がむしゃらに、進んだ。




後ろを振り返ったらダメだと思った。


気持ちも戻ってしまいそうで。




ただただ、まっすぐ前を見つめて突き進んだ。







どれくらい走ったんだろう。


ここは、どこだろう。




完全に迷子になっている自分がいた。



立ち尽くしてしまって、不意に鼻にタバコの匂いが掠んだ。




近く…。


あそこ…?




辺りを見渡すと、目についたのは小さな子どもが遊んでそうな公園。


そこには、月明かりに照らされた人影があった。




無意識に、足先はそちらに向かっていて。


目にはっきりと映ったのは、タバコを吹かした長身の男。








それは、キレイだった。