アイツが学校に行って、俺はしばらく豆太の相手をする。



その間にタバコを何本か吸う。





店を開けた後もダラダラと過ごし、変わり映えないなーなんて思っていたら。










「や!!働いてるか〜ゆうじーん!!」


「まぁたオマエかよ。來鳩のそばにいてやれよ…って、來鳩いんじゃん」



「やほ〜。久しぶりだね、ユージ!」



「オマエ体調大丈夫かよ。この時期、つわり酷くなりやすいんだぞ」



「さすがユージ。パパ経験しただけあるね〜」


「今も一応、彗《スイ》の父親なんスけど」


「そだったね〜」



いつも通り元気な來鳩。



そのペッタンコな腹に、チビ太がいるようには到底思えねぇな。