「…私の顔、なんかついてる?」
「いーや?」
「そっ、か」
「こっちおいで」
「え。ま、まだ濡れてるから…。乾かしてから、行く」
「まぁ、来なって」
「うん…」
ソファに座る俺の足の間にスポッと埋もれる小兎。
かぶさったタオルの上から頭を撫でた。
俺のチビ…。
うなじっつーのは、そそられるねぇ。
「…なんかしてる?てんちょ」
「んー、未遂?」
「変態…」
「かぶりつきたいねー」
「へっ!?え、どこを…」
「首」
「吸血鬼じゃあるまいし…」
「今ならうまそうって気持ちがわかるわー」
「…髪の毛、乾かしてくる」
「ジョーダンデス」


