オマエが堪らなく愛しいよ。

「ふーん、勉強ねぇ」


「あ、なんだてんちょか…」


「なんだとはなんだよ」



「灰が落ちるから、上に来ないで。…あと、重い」




「で、キミは?」


「コイツの、クラスメイト」


「ハジメマシテ。クラスメイト君」







なんか、なんだろう、この圧は。



てんちょの顔は見えないけど…声色がなんだかドス黒い。



私の頭の上に腕を乗せていたてんちょは、私の横の席にドカッと座った。




えっと、なんで2人は見つめ合ってるの?



「勉強なんて真面目だねぇ、今の高校生は」


「そうですか」



「キミ、名前は?」


「宝井《タカライ》」


「宝井クンね」



「あまり苗字で呼ばれたくねぇんだけど」


「いいじゃん、宝井って名前」




「狼って宝井って言うんだ」


「だから、苗字嫌いなんだよ。呼ぶな」


「うん、ごめんなさい」



知らなかった。


だから友達になれないのかな…。