オマエが堪らなく愛しいよ。

お兄ちゃんは、「大丈夫。御門のことは任せて」と胸を張って言ってくれた。



それを信じて、ミカ君の帰りを待った。










「…帰ったよ、小兎」



リビングの扉が開いて、スーツを着崩したミカ君が、私の膝に飛び込んだ。


いつものように、ミカ君の髪をそっと撫でる。



お疲れ様、と呟いて。





しばらくして、スーツを脱がせてと促される。


私は手慣れたように、ネクタイから外していった。






「今日はさ、父さんが会社に来たんだ」


「…うん」



「酷かったよ。僕を雑用のように扱うんだ」


「大変、だったね」



「癒してよ、小兎…」




胸がキューっと苦しくなった。