オマエが堪らなく愛しいよ。

それではダメだと思ってる。


お兄ちゃんにも、高校では勉強を頑張りなさいと言われた。



「1人でも、頑張る…」





「…要点だけ」


「え?」



「要点だけ絞って教えてやる!これは貸しだからな!倍で返せよ!」



「…狼って、実は面倒見がいいの?」



「それは思うだけでいんだよ!」


「ありがとう」



「くっ、そがっ…」


「?」



なんかわかんないけど、大人しくなった狼と机に向かった。



今日は基礎中の基礎を教えこまれるらしく。



覚悟を決めペンを握ったその時、背後から鋭い視線を感じた。



若干身震いし構えると、ノートに影が現れた。