…って、それってオオカミさんと一緒じゃない?
天才ってそんなにいていいものなの?
世の中不平等だ…。
今は教室にいないらしくて、そのウランちゃんのいとこさんは、草むらで寝ていることが多いらしい。
…それもまた、オオカミさんそっくりで。
とかなんとか、思っていたら。
「やっぱり、狼のことだ」
「また来たのかよ…」
「え、知り合いなの?アンタたち」
草むらを探り回り、発見した天才は予想通りだった。
ウランちゃんと狼が、いとこ。
「ちょっと…似てる?」
「お互い母方の血が濃いのよね〜」
「何の用だよ」
「そうそう。タローさ、コトリンに勉強教えてあげてよ」


