気づいたらまた眠ってて、おでこに当たるヒヤッとしたものに驚いて目が覚めた。 原因は、てんちょの大きな手だった。 「どうよ、調子は」 「…うん、少しずつ楽だよ」 「そうか。ゼリー食べたんだな」 「うん」 「飯、食えそうか?」 「てんちょ、作るの?」 「病人に作らせるほど野暮じゃねぇよ」 「てんちょのこと、そんなに鬼って思ってないよ、小兎も」 「惚れてるもんな〜」 「んなっ…」 ニヒッて笑った顔は初めて見た…。