オマエが堪らなく愛しいよ。

わかんないまま家に戻ってきた。




「お兄ちゃん」


「ん?」



「私、してること変かな」


「…変ではないな」



「お兄ちゃんの言った言葉、理解したい」


「もう、手放す時だと思うんだよ」


「手放す?」



「兄ちゃんは、これ以上小兎があの家から出されず学校も行けず、カラに閉じこもったみたいに過ごすことに我慢ならない」


「…でもっ、」



「2人は離れるべきなんだよ」


「で、もっ…」






「御門が、壊れる?」



うん。


ミカ君は今も、次期会長というプレッシャーに押しつぶされそうになっていて。



小兎、小兎、って。


まるで小さな子どものように私を求めてる。



私はそれに応えてあげたいと思うのに。






これが恋なのかと聞かれたら、素直に頷けなくなっていた。