「てんちょ、小兎に話ある?」


「まぁな〜」



「話しにくいこと?」



「なんで?」


「切り出さないから。迷惑かけて、ごめんなさい」



「謝ることはねぇよ」




「あ、のね。はっきり言えないのは…怖いから。追い出されるかもしれないし、てんちょから嫌いなんて言われたら、立ち直れる気がしない」


「そんなことしねぇよ」


「わかんない、そんなこと」



「オマエさ…俺のこと好きなの?」


「…う、ん」



はぁ…。



よりによって、なんでこんな10も離れたオジサン…。