オマエが堪らなく愛しいよ。

買い終わると、再び家の方へ戻りだした。



「てんちょ、ストーカーやめて」



「着いてくって初めに言ったろ」


「いいよって言ってない」


「オマエ…」



「近い…。もう、てんちょ私の前歩いてっ」


「横に並べばいいだろが」



「そ、それは無理やだっ」


「ひでぇな。俺なんかしたか!?」


「し、してないけどっ…。近寄ってほしくないのっ!」



「あーもう、ちょっとオマエ来い!」




ガシッと腕を掴んで、少し路地の外れたところへコイツを連れて行った。




やけに細い腕が折れそうで心配になって、パッと離した。


ちょっと強く掴みすぎたか?