……最悪だ……私




一人取り残された部屋で、地獄のような自己嫌悪に陥る私。




采斗をすっごく傷つけた。


采斗の仕事を、否定した。





采斗のこと傷つけたくない。だけど私は…




それ以上に自分が傷つくのが怖い、最低で臆病な人間だ。







“短かったけど、楽しかった。ありがとう。ごめんなさい”






その夜、采斗が帰ってくる前に、



そう書いた置手紙だけ残して、私はマンションを出た。