「な、なんで?」 「だってこのイラストにそっくりじゃん」 確かにそうだけど…不審者って大体こういう恰好してるんじゃないの? 「…気のせいだよ」 そうは言ったものの、それから私は、そのイラストが段々、采斗にしか見えなくなってきた。 でも采斗は夜のデートに行ってたわけだし、私の学校の周りになんて、いるはずないよね…