【Happy Birthday&Happy Wedding Yuri♡Ayato】




4月8日、私と采斗の18才の誕生日。



久しぶりに私とママ、そして采斗と采斗のママ。4人で集まった、と思ったら突然ケーキが運ばれてきて、ケーキがのったお皿にはチョコペンでそんな文章が書かれていた。



ハッピーバースデー、まではわかる。




「ちょっとこれ…どういう意味…?」



私が聞くと、ママが「やっだー優里ったら英語得意じゃなーい♡」と私の肩をバシッと叩いた。



「ハッピーウエディング、結婚おめでとうっていう意味よ~」


「ちょっとサナちゃん、ハッピーウエディングはまだ早いんじゃない?まだ婚約段階なんだし♡入籍は卒業してからってことで♡」



なぜか采斗のママもノリノリだ。




「そーねー、でも婚約って英語でなんて言うのかしら…」





「そうじゃなくて!!!」





私は勢いよく椅子から立ち上がった。





「結婚とか婚約とか…何の話!?誰と誰が…」



「そんなの優里と采斗くんしかいないでしょ?私たちずーっと前から決めてたの、優里と采斗くんが18才になったら婚約させようねって。ねえ遥香ちゃん?」


「そーよねー、サナちゃん」




待って全く1ミリも話が理解できないんだが!?