メールに対して、どのように動いたらいいのか、っていうことが問題だよね。


碧の“龍虎”への想いは聞いているから。

総長を辞めろ、なんて言えないし。

両方やりたいことだ、って言っていたもの。

頭を悩ませていると、潤が口を開いた。



「メールの送り主を探せばいいんじゃね?」

「……」



顔を見合わせる怜央と私。


……確かに。

潤の言う通りかもしれない。



「残り6日で犯人探し?」

「ハードだけど……。やるしかないよね」

「手遅れになる前に終わらせたいよな」



私たちは顔を見合わせて頷き合う。

細心の注意を払って、私たちはメールの送り主を探し出すことにした。


2人に『ありがとう』と伝える私。