それからの日々はまるで生きている世界が変わったかのように明るく、幸せな日々だった



「藍!」



「あ、叶汰…」



教室までこなくていいのに
みんなにバレちゃう



「帰ろ。」



「えっ?なんで杉野くんが!?」



「えっと莉々華、これはね…わ!



叶汰が私の腕を掴み黒板前に連れていく




「はい!みんなちゅーもーく!」


「きゃーーーー!」
「え?」
「叶汰くんバックハグはお熱いですねぇ!!」
「叶汰くんと藍ちゃん付き合ってるの??」



みんなの視線が私たちに集まる



みんなの前で抱きついてくるなんて恥ずかしすぎ…



「宮間藍は俺の彼女だから男子は不用意の近づかないよーに。女子も藍のこといじめたりしたら俺が許さねーから。」 



「まじかよ!おめでとう!」
「やるなあ叶汰さすが。」
「私の叶汰様が…。」
「俺宮間さん狙いだったのにい!」
「いやあ藍ちゃん可愛いし仕方ないよ、ファンクラブ解散!」



てっきり恨まれたり悪口言われるのかと思ったら全然違った



「自信持てよ。むしろ藍狙いの男子多くて余裕ないんですけど?」



また眩しい笑顔を見せてくれた



ありがとう、叶汰。