君は光り輝く太陽になる。

遥side
やっと伝えられた。
『好き』
今まで何度も言いかけたその言葉。
後悔はない。
春斗にどんな結果を貰っても、自分の気持ち春斗に伝えられただけで十分幸せだ。
これで前に進める。
遥斗の病室を出て、そのまま凪咲ちゃんと唄かいるはずの所へ向かった。
「好きです。」
唄の真剣な声色。
瞳、視線、
愛情
全てがただ1人の女の子、
凪咲ちゃんへと注がれていた。
うすうす唄の気持ちには気づいていたからあまり驚かなかった。
むしろ普通だと思うほど。
黒いドロドロとした感情が私の中から溢れ出した。
欲求?嫉妬?独占欲?
ううん、違う。
安堵なのだと思う。
凪咲ちゃんは多分春斗のことが好きで、春斗も凪咲ちゃんが好きだ。
なぜだろう。そうゆう時にだけ勘が鋭いのは。
私がもう少し早く春斗に思いを伝えられていたら?
もう少し早くこの感情に気づくことが出来ていたら?
未来は変わっていたのだろうか。
まだ春斗が私を振るのかなんて分からないのに、手に取るように分かってしまう。
きっと春斗は私も凪咲ちゃんも選ばない。
春斗は優しいから。きっと自分のことよりも私たちのことを考えてくれる。自分のせいで辛くなってしまうなら自分が辛い思いをした方がいいと考えてしまうだろう。
本気で悩んで、本気で向き合ってくれる。
そんな春斗が大好きだった。
だからこそ、気持ちを聞いてみたかった。