君は光り輝く太陽になる。

放課後
私と唄くんは春斗に指定された場所に足を運ばせた。
「結構遠いね、、疲れた〜」
「そうですね。もうすぐ着くはずなんですけどね。」
もうかれこれ40分は歩いている。
こんなにも遠いところに春斗は本当にいるのかな、、

「あっ、、ここですかね、着きましたよ。」
「へ?、、」
唄くんが着いたと言っていた場所を見ると、
そこは、、、、病院だった。



ドクドクドクドク
やけに心臓の音がうるさい。
緊張する。
だって予想していた場所じゃなかったから。
てっきり私は家に着くと思っていたのに。
病院?
春斗は今病院にいるってこと?
どうして?
なにかの病気?
不安と疑問で私の頭はいっぱいだった。
「ここの部屋ですかね。」
「ここっぽいね。」
春斗の名前が書かれたプレートがあるひとつの部屋の前で私たちは足を止めた。
この扉の先に春斗がいるんだ。
緊張する。
やっと会える。
でも、会いたくない。
そんな複雑な感情がぐるぐる私の心をかきまわす。
「ここからは、凪咲先輩1人で行ってください。」
「え、、なんで?唄くんも一緒に、、」
「実は今日、本当は春斗に呼ばれてなんていないんです。」
「え?どう、、ゆうこと?」
「本当は前から春斗の居場所は分かってて、何度か会いに行ってました。
で、春斗に凪咲先輩に会わないのかって聞いたら、絶対に会えないと言われました。」
「、、、、」
「だから、俺は会いに来る度に聞きました。
いつか春斗が折れてくれて、会ってくれるだろうと。でも春斗の意思は固くて、何度聞いても了承してくれることはありませんでした。」
「そう、、だったんだ。」
「だから、今日ちょうど会いに行くし、俺の代わりに凪咲先輩に行ってもらおうって思っったんです。」
「えっ!?いいの?そんな勝手なことして。」
「いいんですよ。どうせ春斗も凪咲先輩に会いたがってるんで。」
そして唄くんは、
「それじゃ、頑張ってください。
何を言われても諦めずに粘り強く、ワガママにいてください。
いつも通りの先輩で。」
と言って帰ってしまった。