俺の考え通り、俺たちは弁天台場をすぐに取り返すことができた。

敵に囲まれていた島田たちは無事に弁天台場を脱することができた。

このままここで新政府軍の進行を防ぐべく、俺は新政府軍が敗走するまで戦うことを決めた。

「勝機は俺らに傾いている!

このまま相手を敗走させるぞ!!」

俺は再び馬上から仲間に声をかけた。

仲間も皆生きるために戦っており、だれも負けるために戦っているわけではなかった。

仲間の士気はいまだに高いままであり、俺たちは勝利を確信していた。

俺は仲間が刀や銃で攻撃をするのを指揮しつつ、自分も馬上から刀を振るい続けた。