主な登場人物
杉崎愛望スギサキマナミ(17)…若手演技派女優。歴史ものを演じることが得意。剣術の演技を上達させるために長年剣道を習っていて現在3段の腕前を持つ。その他、二天一流の殺陣のシーンを得意とする。なぜか江戸時代にタイムスリップしてしまい、新選組に入隊することになり入隊後は斎藤率いる三番隊所属になる。

近藤勇…新選組局長。愛望が女性であることを知りながら黙認している。

土方歳三…新選組副組長。愛望が女性であることを知らずに過ごしてきた。ある日、愛望がけがを負い、女性だと気がつく。局中法度を制定した人。

沖田総司…新選組一番隊組長。「試衛館」で天然理心流を学び、近藤勇の後継者として名が挙がっていた。剣豪。

永倉新八…新選組二番隊組長。のちに一番隊組長の代理を務める。沖田に並ぶ剣豪。

斎藤一…新選組三番隊組長。生粋の左利きで剣の持ち方まで左利き仕様。切り込み隊長で愛望が襲われていた時に助けた。男と偽り、愛望を新選組に入隊させた本人。

井上源三郎…新選組六番隊組長。鳥羽伏見の戦いで亡くなる際、土方に看取られる。

谷三十郎…新選組七番隊組長。剣のうではだめだめ。近藤が農家出身なのを気にした上での登用と噂される。

藤堂平助…新選組八番隊組長。のちに御陵衛士となり油小路で殺害される。

原田左之助…新選組十番隊組長。愛妻家として有名。

山南敬助…新選組副局長。脱走した際に、沖田が追いかけて大津で捕まる。その後切腹。

松本良順…新選組のお抱え医師。沖田が結核に侵されているということを知りつつも言わないでほしいと言われているため、局長にすら話していない。また、治療をしたときに杉崎が女だということを知ってしまったが、誰にも報告をしていない。

山崎丞…新選組諸士調役兼監察。新選組の頭脳と呼ばれながらも、山崎のことを知らない隊士が多くいる。愛望が女性だということは入隊時から知っており、近藤にのみ報告している。