高校物語 ー秋ー




「これ、チェックしてから行ってね」


紙を渡す…というより、掲示する。集合時刻だ。こうしないと、さっきみたいに分からないって子がいたときに、みんなが揃わなくなっちゃうし、時間を間違えて覚えている人もいるかもしれないから。バスから出た人数さりげなく確認し、全員であることが分かったら、私も最後の子に続いてバスを出る。


「お、京が来た。じゃ、行きますか」


やっぱりいつもより楽しそうな香耶を眺めて、歩き出す。