「月曜日になりました。本日、商品が変わります」
近所の家からニュース番組の声が聞こえてきて、あたしは目を覚ました。
ベッドから腕を伸ばしてサイドテーブルのスマホを確認する。
朝6時半だ。
あと30分は眠ることができる。
そう思って再び目を閉じた。
隣に暮らしてるおばあさんは耳が悪くて、テレビの音量が大きいんだ。
あたしは布団を頭からかぶって目を閉じる。
そのまま眠ってしまおうと思ったけれどノックもなく部屋のドアが開かれた。
「お姉ちゃん起きて!」
そう言ってあたしの布団を無理やりはいだのは小学3年生の妹だ。
家族の中でも一番寝起きのいい妹はすでに着替えも済ませている。
「もうちょっと寝るんだから」
眉間にしわを寄せて不機嫌さをアピールしながらもう1度布団にもぐろうとする。
「あれ? お姉ちゃんここになにかついてるよ?」
妹の小さな指があたしの右頬に触れた。
その瞬間、なにか硬いものが右頬の内側に押し込まれるような感覚があって、あたしは目を見開いた。
え、なに……?
「ねぇ、001って書いてあるよぉ?」
無邪気に言う妹の体を押しのけて姿見の前に立つ。
自分の顔を確認したとき、呼吸が止まった。
「なに……これ……」
右頬に浮かび上がっている数字。
さっき妹が言ったとおり、001と書かれている。
近所の家からニュース番組の声が聞こえてきて、あたしは目を覚ました。
ベッドから腕を伸ばしてサイドテーブルのスマホを確認する。
朝6時半だ。
あと30分は眠ることができる。
そう思って再び目を閉じた。
隣に暮らしてるおばあさんは耳が悪くて、テレビの音量が大きいんだ。
あたしは布団を頭からかぶって目を閉じる。
そのまま眠ってしまおうと思ったけれどノックもなく部屋のドアが開かれた。
「お姉ちゃん起きて!」
そう言ってあたしの布団を無理やりはいだのは小学3年生の妹だ。
家族の中でも一番寝起きのいい妹はすでに着替えも済ませている。
「もうちょっと寝るんだから」
眉間にしわを寄せて不機嫌さをアピールしながらもう1度布団にもぐろうとする。
「あれ? お姉ちゃんここになにかついてるよ?」
妹の小さな指があたしの右頬に触れた。
その瞬間、なにか硬いものが右頬の内側に押し込まれるような感覚があって、あたしは目を見開いた。
え、なに……?
「ねぇ、001って書いてあるよぉ?」
無邪気に言う妹の体を押しのけて姿見の前に立つ。
自分の顔を確認したとき、呼吸が止まった。
「なに……これ……」
右頬に浮かび上がっている数字。
さっき妹が言ったとおり、001と書かれている。



