人権剥奪期間

☆☆☆

ついにこの手で人を殺してしまった。


屋上で先生を殺したあたしと聡介は、2階の相談室に逃げ込んで身を隠していた。


自分の両手を見つめると月明かりに照らされて先生の血で染まっているのがわかった。


3度も殴りつけてしまった。


先生の肉がつぶれる感触を思い出し、両手をギュッと握り締める。


「大丈夫か?」


聡介が気遣って抱きしめてくれるけれど、朝まで体の震えはとまらなかったのだった。