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翌日、登校しながらあたしは右手にスマホを握り締めていた。
昨日の『おまかせ』機能が頭から離れない。
あれは本当に使っていいものだったんだろうか?
そう思って何度かアプリを開いて確認してみたけれど、『おまかせ』機能についての説明以外に得られるものはなにもなかった。
「靖子!」
学校の廊下で後ろから声をかけられて振り向くと夢が走ってきたところだった。
「夢……」
「今日はどんな恐怖が与えられるのか楽しみだね!」
「うん……」
「どうしたの? 元気ないね?」
「なんとなく、嫌な予感がして」
「もう、靖子はちょっと考え過ぎなんだよ。今までだってなんとかなってきたじゃん」
夢はそう言ってあたしの背中を叩く。
「って言っても、アプリを持ってるのは靖子だもんね。不安になるのもわかるよ」
急に声のトーンを落として言った。
「でも大丈夫。靖子にはあたしがついてるから。なにか危険なことが起こりそうだったら、すぐに助けに行く」
夢が真っすぐにあたしを見て言った。
声にも目にも力強さがある。
「ありがとう夢」
ようやく少し元気が出てきて、あたしは笑顔になったのだった。
翌日、登校しながらあたしは右手にスマホを握り締めていた。
昨日の『おまかせ』機能が頭から離れない。
あれは本当に使っていいものだったんだろうか?
そう思って何度かアプリを開いて確認してみたけれど、『おまかせ』機能についての説明以外に得られるものはなにもなかった。
「靖子!」
学校の廊下で後ろから声をかけられて振り向くと夢が走ってきたところだった。
「夢……」
「今日はどんな恐怖が与えられるのか楽しみだね!」
「うん……」
「どうしたの? 元気ないね?」
「なんとなく、嫌な予感がして」
「もう、靖子はちょっと考え過ぎなんだよ。今までだってなんとかなってきたじゃん」
夢はそう言ってあたしの背中を叩く。
「って言っても、アプリを持ってるのは靖子だもんね。不安になるのもわかるよ」
急に声のトーンを落として言った。
「でも大丈夫。靖子にはあたしがついてるから。なにか危険なことが起こりそうだったら、すぐに助けに行く」
夢が真っすぐにあたしを見て言った。
声にも目にも力強さがある。
「ありがとう夢」
ようやく少し元気が出てきて、あたしは笑顔になったのだった。



