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今日は本当に散々な日になりそうだった。
まだ午前中が終わったばかりなのに、あたしの心は疲弊しきっていた。
朝から上履きを切り刻まれ、夢はあの後机の中に生ゴミを詰め込まれた。
美紀の機嫌が悪いときはいつも以上に激しくイジメられてしまう。
クラスメートたちは見て見ぬふりを決め込んで誰も助けてくれない。
いつもニヤニヤと笑って楽しんで見ている連中ですら、こういうときは視線を向けようともしなかった。
そしてようやく午前中が終わったとき、あたしと夢はお弁当箱を持って教室から逃げ出した。
教室でのんびりご飯を食べている余裕なんてない。
食堂へ行っても、美紀に見つけ出されるかも知れなかった。
「どうする、どこで食べる?」
「もう、空き教室とかに行くしかないよね」
あたしは夢の質問にため息交じりに返事をした。
どうしてあたしたち2人がこんなにコソコソしなきゃいけないのだろう。
今日は本当に散々な日になりそうだった。
まだ午前中が終わったばかりなのに、あたしの心は疲弊しきっていた。
朝から上履きを切り刻まれ、夢はあの後机の中に生ゴミを詰め込まれた。
美紀の機嫌が悪いときはいつも以上に激しくイジメられてしまう。
クラスメートたちは見て見ぬふりを決め込んで誰も助けてくれない。
いつもニヤニヤと笑って楽しんで見ている連中ですら、こういうときは視線を向けようともしなかった。
そしてようやく午前中が終わったとき、あたしと夢はお弁当箱を持って教室から逃げ出した。
教室でのんびりご飯を食べている余裕なんてない。
食堂へ行っても、美紀に見つけ出されるかも知れなかった。
「どうする、どこで食べる?」
「もう、空き教室とかに行くしかないよね」
あたしは夢の質問にため息交じりに返事をした。
どうしてあたしたち2人がこんなにコソコソしなきゃいけないのだろう。



