恐怖ダウンロード

『そうだったんだ……』


愛子がイジメられる原因になったのは、ただ性格の問題ではなかったみたいだ。


愛子は美紀たちに弱みを握られているから、逆らうこともできないのだ。


『自業自得だよね』


愛子は自嘲気味に笑う。


その笑顔が痛々しくてあたしは左右に首を振った。


『万引きは確かに悪いことだけど、それをネタにイジメるなんてもっと悪いことだよ』


あたしの言葉に夢も大きく頷いて


『あいつらの方こそ沢山万引きしてるんじゃないの?』


なんて言いだした。


その可能性も大いにある。


だけどこちらにはなにも証拠がないから、どうすることもできない。


『とにかく、なにかあったらまた相談してね?』


あたしはそう言ってその日は帰ったのだった。


これで少しは愛子が元気になってくれればいい。


そう思っていたのだけれど……。