恐怖ダウンロード

『謝る時は土下座だろ!』


美紀が言うと、靖がスマホを取り出して愛子を動画撮影し始めた。


『で、でも……』


『まだ口応えすんのかよ? いい加減学習しろよ?』


陸が持っていたタバコを愛子に近づける。


愛子はヒッ! と悲鳴を上げて花壇の中で正座をした。


美紀は仁王立ちをして愛子を見下ろしている。


『すみませんでした!』


愛子は花壇に額を付けて謝罪した。


それを笑いながら見ている3人。


美紀は愛子の頭部に自分の足を乗せて、体重をかけた。


愛子の顔が花壇にめり込む。


土下座をしている体がガタガタと震えているのが、ここからでもわかった。


恐怖のためか、それとも屈辱のためかわからないが。


『あははははは!』


美紀の不快な笑い声が聞こえてきて、あたしは無意識のうちに飛び出していた。


後ろから夢も付いてくる。


『なにしてんだよ!!』


あたしは今まで発したことのない怒号を上げて、美紀を突き飛ばしていたのだ。


美紀の体が横倒しに倒れる。


愛子が驚いて顔をあげた。


その顔は泥だらけで、何度か殴られたのは頬が赤くなっていた。