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『どうしたの靖子?』


『愛子が、先生には言わないでって』


そう言うと夢は困ったように眉を寄せた。


先生の協力をあおげないなら、2人で愛子を助けに行くしかない。


でも、正直そんな度胸は持っていなかった。


『美紀たちを敵に回すってこと?』


『そんな……』


それだけは避けたかった。


せっかくここまで平穏な高校生活を送ってきていたのだ。


みすみすそれを手放す気はなかった。


『愛子、ちょっと気になることを言ってたんだよね』


『なに?』


『先生にばれたら、写真をばら撒かれるって』


『写真? なんのこと?』


『わかんない』


あたしは左右に首を振った。


考えられることはただひとつ。


美紀たちになにか弱みになる写真を握られているということだ。


このまま愛子たちをほっておいて本当に大丈夫なのか、不安が膨らんでいく。


それは夢も一緒だったようで、2人して少しだけ様子を見に行くことにしたのだった。